ゴムでできた丸い部分を指で押し込むと、気圧によって液体が上の計量カップに押し上げられる仕組みになっています。勢いよく押すと少量ですが、注ぎ口から液体が飛び出すことがありますので、適当な押し加減を覚える必要があるでしょう。ぐっと押し込むと、だいたい20ccの目盛りのところにまで液体が押し上げられます。なお、いったん計量カップに押し上げられた液体は元には戻せませんので、目盛りピッタリにしたい場合は、出しすぎに気をつけながら微調整を繰り返すことになります。また、使用後にはどうしても微量の液体が計量カップ内に残った状態になりますので、あくまで大ざっぱに使うためのものとの割り切りも必要でしょう。
購入後すぐに分解洗浄したのですが、部品が多く、簡単に組み上がらないのには難儀をしました。ほとんどの部品が一発でピタッと収まらないのです。他の部品と組み合わせて、いろいろやっているうちに、落ち着くところに落ち着く感じでした。壊しそうで、ひやひやものです。特に時間がかかったのがシリンダーの抜き差し。かなりの力が必要です。これは本当に壊れるのではないかと何度も思いました。時間に余裕があり、なおかつ徹底して洗浄したいとき以外はシリンダーは触らない方がいいでしょう。
日本では佐藤金属興業が SALUS ブランドのもとに販売していますが、元来は山東山海玻璃製品有限公司という中国企業が製造する居元素 (Elemental Kitchen) ブランドの商品です。この企業は複数の欧米デザイナーと契約している模様。
この商品と似たような使い方ができるものとしては、台和という日本のメーカーが出している「さじかげん M」があります。いろいろな意味で手軽なのは、そちらの方でしょう。ただし100円ショップで売っていそうなチープさがありますので、見た目を優先したければ「プレスメジャー」でいいかもしれません。
メーカー | 佐藤金属興業(Satokinzoku) |
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素材 | ガラス |
商品重量 | 431 g |
電子レンジ可 | いいえ |
食洗機対応 | いいえ |
梱包サイズ | 22.5 x 8.2 x 8.1 cm; 430.91 g |
梱包重量 | 0.93 ポンド |
電池使用 | いいえ |